旅好きな高齢者です。紅葉、お花見、寺社巡りなど全国各地へのドライブ旅行を楽しんでいます。今回は、幼少時からこれまで、あちこち訪ねた旅行のなかで、思い出に残るものを写真を添えて旅の思い出としてまとめてみました。
旅好きの方、また旅に出たい気持ちはあるが、体力的に遠出が難しくなった高齢者の方にご覧になっていただければ有難く存じます。
岡山旅行
昭和37年、3学年の合宿は陸上自衛隊伊丹駐屯地(兵庫県)で行われた。暑さと蚊が多いのには参った。夜は蚊帳をつり、暑さで寝苦しく濡れタオルを胸に載せて寝た。

| 伊丹駐屯地 |
中部方面総監部がおかれた伊丹の宿舎からグランドまで2キロ程度だが、練習疲れのためか長く感じられた。日中の暑さで、グランドで倒れるものが出て、午後の練習開始を1時間遅らせた。
合宿終了後、岡山県の小学校以来の文通仲間である小野田君(京都大学3年)と会うことになり、尼崎駅で山陽線に乗り、岡山駅より三つ手前の万富駅で下りた。小野田君が待っていた。田舎の駅で下りたのは私一人だった。

| 万富駅 |
駅周辺の建物はまばらで、商店はなかった。彼の家に歩いて行った。バスは通ってなく、細い村道のような砂利道を4キロほど歩いて、やっと着いた。途中民家は殆んど見かけなかった。平家の落人部落で10軒ほどの農家があった。

| 小野田君の村落(イメージ) |
彼は一人息子で家族は3人。半農で父は役場に勤め、母は自営の桃農園で働いていた。ここで3日間お世話になり、あちこち観光見物に行った。伊丹では夜の暑さに参ったが、ここは田園地帯で夜は涼しかった。
床の間には、戦死された叔父さんにあたる方の写真が飾ってあった。商船大学を出て海軍に入り、南方洋上の海戦で戦死されたそうである。その叔父さんのアルバムを見せてもらった。
翌日、二人で岡山市に出かけ、後楽園、池田動物園に行った。3日目は宇野線で鷲羽山に行った。鷲羽山から一望する瀬戸内海の景色は素晴らしかった。

| 後楽園 |

| 池田動物園 |

| 鷲羽山 |

| 当時の下津井海岸 |
この日は彼のガールフレンド(同志社大学2年生)が一緒だった。鷲羽山を下り、下津井海岸に出て、手漕ぎボートを借り3人で沖に出た。波はなく静かな海だった。沖合1キロほど行き、折り返した。ところが漕いでも、漕いでも出発点が近づかない。潮の流れが急であり、流されているのに気付いた。運よく近くを漁船が通りかかったので、救助を求め、ロープで曳航してもらった。

| 現在の鷲羽山から見た瀬戸大橋 |
4日目、小野田家を辞して、四国に行った。少年自衛官の時、文部省の大学入学資格検定試験の全国最年少合格者として、新聞で紹介され、また月刊誌「高校時代」の依頼でお互いに体験記を投稿し、掲載されたことが縁で文通が始まった、高松市に住むT子さんに会うため、宇高連絡船で高松港に渡った。高松市内の栗林公園でデイトした。きりっとした理知的な感じのする女性であった。大学進学はせず、高松市の洋装店で働いていた。高松港を出る宇高連絡船で手を振って別れた。

| 宇高連絡船 |

| 栗林公園 |
小野田君は卒業後、勧業銀行(その後、第一勧業銀行、現在のみずほ銀行)に入り、本店、各支店で勤務した。本店(千代田区丸の内)勤務の時、習志野駐屯地近くの、結婚して間もない我が家(一軒家で空挺団の先輩の持家)を訪ねてきた。
驚いたことに、事前にバスの便を教えていたが、津田沼駅から4キロの道を歩いてきた。本人にとって4キロ程度歩くことは平気なそうである。生まれ故郷からすれば、なるほどとうなずける。
毎年夏には、彼の実家から採りたての岡山名産の桃を段ボール詰めで沢山送ってもらった。食べきれないので、部隊に持っていき、皆に配り喜ばれた。
お互い結婚式の披露宴に出席した。彼の挙式は京都で行なわれた。奥さんは神戸支店に勤めていた時の銀行借り上げマンション(独身寮)のオーナーのお嬢さんである。
昭和44年彼が東京本店に勤めていた時、横浜市金沢区西芝の新婚自宅をマイカーで訪ねた。昭和60年、今の我が家が完成した年、彼は東京本店勤務で、千葉市住んでおり、奥さんとマイカーで訪ねて来てくれた。お互い子供が高校受験の頃だった。
第一勧銀を定年後、千葉市に住み、みずほ銀行の関連会社であるシステム開発会社の役員を数年やったのち、仕事から離れた。現在は、ネットでの株式運用や生涯学習で園芸、古代文学などの趣味に励んでいる。毎年正月には、居酒屋で飲みながら近況を確認しあっている。
彼と文通が始まったのは、小学校5年生の時、親に買ってもらった小学館の雑誌「小学5年生」の懸賞当選者の欄に学校名、住所、氏名が出ており、彼の名前が出ていたので手紙を出したのが切っ掛けであった。
次回は、旅の思い出 その10 東北旅行 を予定しています。
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尾関 伸介 への返信 コメントをキャンセル